From:渡辺 潤
最近、ニュースを見てみると
凶悪な事件が増えてきたように
感じます。
例えば、
今年の5月に川崎市で
起きた殺傷事件。
登校中の小学生らが
殺傷されるという
とても痛ましい事件が起こりました。
この様な事件や事故が
多く報道されるようになってきたと
私は思います。
このように感覚的に
「治安が悪く(良く)なった」
と捉えることを
“体感治安”と言います。
凶悪犯罪が増えて、
被害者がどんどん増えて行っている…
と、あなたは思うかもしれません。
しかし、実際には違います!
↓詳しくはこちら↓
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主要罪種別犯罪率の推移
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以下、「警察白書 統計資料」より引用
人口10万人当たりの主要罪種別犯罪率
の推移(平成25年~29年)
総人口(千人)
平成25年 127,298
平成26年 127,083
平成27年 127,095
平成28年 126,933
平成29年 126,706
刑法犯総数
平成25年 1,032.3
平成26年 953.8
平成27年 864.7
平成28年 784.8
平成29年 722.2
窃盗犯総数
平成25年 770.8
平成26年 706.0
平成27年 635.4
平成28年 569.7
平成29年 517.3
凶悪犯総数
平成25年 5.3
平成26年 5.1
平成27年 4.4
平成28年 4.0
平成29年 3.8
殺人
平成25年 0.7
平成26年 0.8
平成27年 0.7
平成28年 0.7
平成29年 0.7
強盗
平成25年 2.6
平成26年 2.4
平成27年 1.9
平成28年 1.8
平成29年 1.5
放火
平成25年 0.9
平成26年 0.9
平成27年 0.9
平成28年 0.7
平成29年 0.8
強制性交等
平成25年 1.1
平成26年 1.0
平成27年 0.9
平成28年 0.8
平成29年 0.9
※総人口は、
各年10月1日現在の
総務省推計人口です。
※犯罪率は、
人口に対する認知件数の
割合をいいます。
算式はこちら↓
認知件数÷人口(千人)×100
以上のとおり、
少なくても殺人事件と、
放火については、
件数はほぼ同じですね。
時代に関係なく、
凶悪事件はいつも起きている
という事実に驚きました。
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凶悪事件の“質”が変わった
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「治安が悪くなったと思われる原因は」
事件の「数」ではなく「質」が
原因と言われています。
昔は、
「生活に困ったから…」と
盗みを働くという分かりやすい
動機が多かったみたいです。
今は、
感情のコントロールが効かず、
ちょっとした事で怒り出して
取り返しのつかない事件を
起こしてしまい、
「誰でもいいから人を殺してみたかった」
などの動機のように、
不可解な事件が増えている
と思いませんか?
また、
最近テレビなどで、
最新犯罪の手口と対策を
紹介している事をよく見かけます。
このような情報を知ったことで、
多くの人の防犯意識が高くなった事が、
“体感治安”を悪化させた
要因の1つと言われています。
今回はここまで。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます!
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